WRAPをアレンジし、自分の体調を信号機に例え、そのサインとサインに対する対処法について、グループで話し合いながら、自分の取り扱い説明書をつくるというものです。WRAPは、Wellness Recovery Action Planの略で、元気回復行動プランとも言われています。自分の元気を保つために、調子を崩したときに、自分自身が主導権をもって、自分の元気を取り戻すためのプランです。
今回のグループワークの見本はこちら↑↑
例えば…
青信号(体調のいい時の自分) 食べ物がおいしい
青信号を保つためにしていること(対処法) 歩くことを心掛けている
黄色信号(注意が必要) しんどいといってしまう
黄色から青に戻るために心がけること(対処法) 洗濯を一日さぼる
赤信号(休憩が必要) 寝ても疲れがとれない
赤信号から回復するために心がけること(対処法) 実家にサポートを依頼する
というように、サイン→対処方法(行動)を紙などに書き出し、取り扱い説明書としてたまに見返してみるというものです。
グループに分かれて、話し合いながら、ワークを行いました。
思わずこちらが、「以前からのお知合いですか?」と尋ねてしまうほど、和気あいあいとワークをされていました。
サインに対する対応は、改めて考えて、紙に書き出すとなるとスムーズに出ないとおっしゃっていましたが、お話を伺ってみると「おなかの調子が悪いときは自分だけおかゆにする」など、自然に日々の生活で取り入れていらっしゃいました。
WRAPは語り合うことで、元気になるという効果があると私は思っていますが、まさに今回の研修は参加された保健推進員の方だけではなく、私たちも元気になった研修でした。
鳴子支所のみなさま、ありがとうございました。